大雨

屋根からの雨漏り対策を行う方法とは?雨漏りの原因を無くしておこう

「外壁」「ベランダ」「サッシ廻り」と並び、雨漏りの原因箇所として多いのが「屋根」です。屋根は台風や大雨の影響を直接的に受ける為、なかなか雨漏り対策は難しいと思いがちです。しかししっかりと対策を行っておくことで、少しでも雨漏りの可能性を減らすことが出来ます。

屋根からの雨漏りはなぜ発生する?

まず対策を行う前に知っておく必要があるのは、なぜ屋根から雨漏りが発生するのかということです。
建物を雨から守っているのは屋根材ではありません。
屋根材と屋根下地の間に施工されいる「ルーフィング」という防水シートです。
この防水シートが破れることで雨が宅内に侵入するという流れになります。
屋根材はあくまでこの「ルーフィング」を守っているということです。

では屋根材自体が劣化するとどうなるのかというと、ルーフィングを守るものがなくなります。ルーフィングは紫外線で劣化してしまいます。
屋根材の劣化=ルーフィングの劣化=雨漏りというイメージです。まずはしっかりと屋根材を守ることで、ルーフィングを守り、雨漏りしないようにしましょう。

雨漏りを防ぐために行っておくこと

屋根材のメンテナンスを行う

屋根材を守る為には、しっかりとメンテナンスを行いましょう。
メンテナンスの1つは塗装です。
昨今、多くの住宅に使用されている金属屋根・コロニアル屋根は雨水を弾く素材ではありません。雨水を弾いているのは屋根材の表面に施されている塗装膜です。
塗装膜が劣化すると屋根材が水を含んで錆びたり、腐食したりと強度を失います。
その結果、ルーフィングがむき出しになり雨漏りに繋がります。
しっかりとメンテナンス期間を守り再塗装を行うことで屋根材の機能を保ち続けましょう。
また、屋根材の多くは30年以上使用し続けると塗装ではメンテナンスが行えなくなります。その場合、屋根材を葺き替えることでメンテナンスを行うことが出来ます。

ルーフィングは交換する

ルーフィングも屋根材同様で消耗品です。
交換して新品にすることで、より雨に強い状態を保つことが出来ます。
しかしルーフィングは屋根材の下に敷かれている為、簡単に交換することが出来ません。
屋根塗装の際には交換することが出来ない為、屋根を葺き替える際には必ず交換しましょう。

まとめ

屋根は雨の影響を直接的に受ける場所です。
しっかりとメンテナンスを行うことが雨漏り対策の最も効果的な方法です。
定められたメンテナンス期間を守りながら、大切なマイホームを守りから守りましょう。