雨漏りで資産価値は低下するのか?
住宅は時間が経てば劣化をしていきます。
室内だけでなく、壁や屋根など外部からの影響を受けやすい場所は特に劣化を早めます。
中でも屋根が劣化をしてしまい雨漏りをすることもあります。
雨漏りが起きるというのは大変なことですが、この時点での住宅の資産価値についてはどうなってしまうのでしょうか?
住宅の売却を考えている方にとって、最低限知っておきたいことを解説します。
雨漏りは何故起こる?
雨漏りは、屋根や外壁のメンテナンスや修繕を疎かにしていると発生する可能性が高まります。
住宅の屋根や外壁は何もしなくても劣化をします。
これはどんなに強固な住宅でも同じです。
余程のことがない限り数年単位で問題が発生することはありませんが、築年数が数十年単位になるとあちこちに問題が起きてきます。
それを避けるため定期的なメンテナンスが必要になりますが、もし雨漏りをしたら住宅の価値はどうなるのでしょうか?
雨漏りすると資産価値が下がるのか?
長年住んでいた住宅を売却したいと考える方もいるかもしれませんが、古くなると資産価値が下がるのは当然です。
特に雨漏りなど何らかの破損をしていたまま放置をしていると、価値はかなり下がります。
雨漏りは住宅の価値を下げ、物理的瑕疵物件と言われます。
住宅の売買において、雨漏りについては修繕していてもいなくても必ず告知をする義務があり、黙っていると損害賠償が発生する可能性もある重大な責任が生じます。
雨漏りがしているという事実は、住宅にカビやシロアリなどが発生する可能性もあることから、資産価値は下がるのは仕方ないのです。
資産価値は下がっても修繕はしておいた方がいい
雨漏りをした住宅は、そのまま何もせずに放置をしていれば住宅はどんどん悪くなります。
売却を検討している方にとっては、どうせ資産価値が下がっているのであればそのまま何もせずに売った方が良いと考える方もいるかもしれませんが、できるだけ修繕をしておいた方が価値がそれ以上下がることを防げます。
時間が経てば経つほど雨漏りによる浸食は広がることになり、売却自体も上手くいかないかもしれません。
完全な修復をするのは難しいかもしれませんが、できるだけ本来の状態に戻しておくことが大切です。
最後に
住宅は当然ですがどんなにきれいに保っていても時間が経てば劣化します。
数十年経てば屋根も劣化をして雨漏りが発生する可能性があり、そうなると資産価値は下がってしまいます。
完全に建て直しをしない限り修繕をしていても雨漏りをした住宅の価値は下がることから、売却する際は残念な結果になるかもしれません。
それでも補修をしておくことはそれ以上の価値を下げないためにも大切なので、業者とも相談して早めにメンテナンスをしておきましょう。