屋根調査

色水を使った雨漏り調査とは?早期発見に役立つ調査方法

「雨漏りしているけどどこから雨漏りしているかわからない」というのはよくあるケースです。雨は外部から侵入し、室内に症状が出るまでに様々な場所を伝って、まったく関係のない場所で発生することもよくあります。
雨漏りを防ぐには、原因となっている箇所を適切に処置することが大切です。
ここでは色水を使った雨漏り箇所の調査方法について紹介します。

雨漏りの原因箇所は特定が難しい

雨漏りが発生して補修を行う際、雨漏りの原因箇所は非常に見つけ辛いものです。
これはプロの業者も同じことです。
よほど分かりやすく原因が現れている場合を除き、目視で雨漏り箇所を特定するのはほぼ不可能といっても良いでしょう。
ではどのように雨漏り箇所を特定するのでしょうか。
殆どの場合、まずは散水調査という方法で調査を行います。
「ここから雨漏りしているかも?」という場所に水を撒き、室内に症状が現れるかを見るという方法です。
この方法で特定できる場合もありますが、なかなか目星がつかない場合は調査だけで半日以上掛かることもあります。
また雨漏りしていても天井裏、屋根裏は暗くて判断できないこともあります。
そこで使用されるのが色水を使った雨漏り調査です。

色水・蛍光塗料調査

色水・蛍光塗料調査とは散水調査と似た調査法です。
散水調査は水道水を散水することで行われますが、その水道水に特殊な蛍光塗料を混ぜて散水する方法です。
散水後、ブラックライトを当てることで蛍光塗料が発行し、屋根裏や天井裏などの分かり辛い場所でも水の侵入経路を判断できるという仕組みです。

メリット

散水法より確実に雨漏り箇所を特定することが出来る為、精度の高い雨漏り補修を行うことが出来ます。また、調査時間も短く、すぐに工事に取り掛かることが出来ます。

デメリット

調査だけでも10~15万円ほどの調査費用が掛かってしまいます。
目視であれば無料ですし、散水法であれば1万円程度で調査が行えます。

複数社で見積もりを取ろう

雨漏り工事も外壁塗装などと同様、複数社で見積もりを取ることをお勧めします。
それは必ずしも大掛かりな調査が必要ではないことがあるからです。
一般的な散水方法で調査できるにも関わらず、色水・蛍光塗料調査を行うと、それだけで補修費用が倍増してしまいます。
しっかりと信頼できる会社選びを行うことで、余計な費用をかけずに雨漏り補修を行いましょう。

まとめ

雨漏り調査はプロでも判断が難しい調査です。
しっかりと雨漏り箇所を特定し、適切な処理を行うことで、住宅を雨漏りから守りましょう。